経営アート

経営アートとは

「経営アートとは、経営者の「思い」を伝えるために、 アートを使ってみる、という考え方に基づき、独自性、創造性、自分軸を中心にして、 「私の思いをBODAIのアートとして感性的、創造的に描いたもの」です。

図解やデザインを超えた感性の世界

• 経営アートとは、経営者の方が、ビジョンや思い、パーパスを社員や社外のキーパーソンに伝え、 目的に合わせて独特の(BODAIスタイルの)アートを使って、文章と言葉だけになりがちな経営メッセージの 伝え方を工夫して、特に視覚を使って感性を刺激し、印象に残る感性アートのことです。

• BODAIスタイルとは、「誰が考えてもそのような色や形になる」アートではなく、「一旦BODAIフィルターをかけて」 「一見してもなんだかわからない。けれどもいろいろなきっかけやタネがあり、そこから連想して、 これまでとはまったく違う視点を入れる」ようなアートとなること。 その意味では、従来の一般的なデザイナーの仕事とは大きく異なります。

実績

(1)新規事業を複数作りたいある素材会社が、「新規事業を組み合わせた未来の絵を描いてほしい」とのご依頼がきた。「BODAIスタイル」で描いてみた。 イベントで使われた。「ああ、この会社はこれからこういうことをやっていくんだね」と さまざまな会社にアピールできた。

(2)メーカー兼販売会社社長とOne on Oneを何年か行った後、「町田さんとの討議を忘れないために、 海の絵を描いてほしい」ということで、描いて、額装した。 毎朝毎夜見られる自宅の玄関に飾られた。

(3)AIベンチャー(ニューラルポケット)の重松社長が、「BODAIスタイル」で「我が社のビジョンを描いてほしいとご依頼があった。要件は、「この100年後の社会を描き」、 「AIの将来を一緒に考え、創造的なアイデアを絵を見ながら一緒に語り合える」の二つ。描いてみたら、 「創造性が解放されている、狙いを完全に超えている」とのご感想をいただいた。

(4)東京弁護士会の代表の一人で、ビジネスセンスもある弁護士が、「ずっと町田さんと話し合ってきた『人間性に溢れ、 どんな危機的な会社も救え、コミュニケーションをリデザインすることで、企業が再生される』 『そんな志を持つコミュニティを作りたい』を表す絵を描いてほしい、とのご依頼をいただいた。

ただいま製作中。

(5)コンサルタント時代、新しいビジネスモデルを提案するとき、どうしても社長が聞き入れてくれませんでした。 そこで通常ならパワポを印刷したような提案書で論理的に説得することを一旦やめて、 「ビジネスモデルの立体模型」、それもテーブル大の大きな模型を作りました。 最初は「提案書」を「手を替え品を替え、無理に(我が社に)入れたいのか」など、 大変に怒られました。けれど、20分ほど経ち一通り怒りが収まると、立体模型を触り出されました。 人は目の前に立体模型があると、触りたくなるようです。「この部分は、俺はこう考えている」模型は、 単に立体にせず、触ると各パーツが「動く」ように作った。「お、これは動くじゃないか」となり、 いろいろなパーツの感想を頂けたました。実は裏の狙いは「パーツごとの感想を聞く」だったので、成功でした。 もちろんこの模型だけで意思決定したわけでなく、優秀で論理的な先輩方の努力のおかげで、 結局この会社はこの新しいモデルを入れることになりました。

•「BODAIスタイル」を追記すると、

•その絵を見ても、一瞬で何が描いてあるのかわからない。抽象画に近い。(でもただ、訳のわからない抽象画ではない)。 •製作者の意図はあるが、全然違う発想で見ても構わない。そのため、絵を一つのきっかけにして、 創造的なアイデアを一緒に考えるときに最適。

•部分に分けて、製作者の意図の各々を知ることも大事だが、「答え探し」に陥って創造性から離れてしまう恐れも ある。そこを起点に、自由に発想・連想して、製作者の意図と「全く違う解釈」をしても構わない。その方が、関わった人たちには創造性にとって良い刺激になる。 •「世界観」は伝わる。例えば、未来がテーマになると、SF的になる。

(過去の典型的なSFとは少し異なる)動物や自然がテーマになると、それらしい世界観になる。とは言え、「具体性」が「そのまま」であることはない。独自の解釈と形、色が使われる。 • 逆にいうと、こんな具体的な絵を描いてくれ、とのご要望は受けられない。

•アートにすることで、ビジョンやパーパス自体が進化しることもあり得る。変わってももちろん良い。

誰も見たことのない世界観

そこで、経営者の「思い」を伝えるために、アートを使ってみる、という考え方に基づき、 独自性、創造性、自分軸を中心にして、「私の思いをBODAIのアートとして感性的、創造的に描いてほしい」 とのご依頼が(上記のように)来ています。

それは、キーワードを図解やデザインにする方法とは大きく異なります。いわば経営者の方と、 BODAIのアーティストとのコラボアートと言っても良いのかもしれません。 アートであるからには、そこに「世界観」があり、かつ、「誰も見たことがない世界」を描くことになります。 逆にアートの方も、アーティストの普段のスタイルとは少し違ったものとなる可能性もあります。

軸を意識すると、認識が強まり、思いと行動が一致してきます。そして今後の人生における大きな拠り所、 自分を動かす情熱となります。人の心を揺さぶり、共感を集めるテーマとなります。

創造性を刺激し、様々な議論で「使える」アート

その世界を描くと、より独自性、より自分軸が明確になり、かつ、 「その世界に自分だったらどんなものを入れるかな」と自分の内面に何度も問う。 このことで経営の方向がより具体的になり、他社や他者には真似できないコンセプトが降りてくるかもしれません。

あるいはそのアートを見ることで、異質な意見を持つ人が増え、組織がより創造的になるかもしれません。 そしてその組織は、社内とは限らないかも。クライアントさまと一緒に チームとしてより創造的になったら、素晴らしいと思いませんか。